Header Image - TsubokuLab - ツボクラボ -

VRするめガールズ! おきゅたんbot

VRするめガールズ! おきゅたんbot
この記事はVRすきまガールズ! / おきゅたんbot Advent Calendar 2018の24日目です。
昨日の記事はToMaToMandaraさんの「VR滝行」でした。

おきゅたん とは

バーチャルYouTuberの「おきゅたんbot」さん( @OculusTan )をご存知でしょうか?
おきゅたんbot / VRすきま動画
https://www.youtube.com/c/OcutanBotVRChannel
おきゅたん」は漫画家のまいてぃ999さん( @mighty999 )が描かれている漫画「VRすきまガールズ!」に登場するキャラクターです。(タイトルのするめガールズはネタですが、後ほど説明します)
そのキャラクターが魂を得て、バーチャルYouTuberとして活動しているのが今の「おきゅたんbot」さんです。

おきゅたん の歴史

おきゅたんVR は切っても切れない関係です。
現Facebook社が開発するVRゴーグル「Oculus Rift(オキュラスリフト)CV1」が発売されるより更に以前、開発者向けの開発キットとして2014年にOculus Rift DK2(Developer Kit 2)が発売、その更に前の2012年末に今のVRブームの火付け役となったOculus Rift DK1(Developer Kit 1)が発売されましたが、おきゅたん はそのDK1が発売された頃にオキュラスをイメージした非公式キャラクターとしてまいてぃ999さんの手によって生まれました。 その頃のOculus Rift DK1は開発者キットの為、購入して持っているのはまだ情報感度の高い一部のエンジニアだけでしたので、おきゅたんは主にVRエンジニア達を中心に愛されるキャラクターでした。
5年以上前からVRの開発をしてきた僕達VRエンジニアにとって、おきゅたんはVRの発展と共に一緒に成長してきた非常に馴染みの深いキャラクターというわけです。 そのおきゅたんが今のバーチャルYouTuberブームを受けて2018年2月にVTuber化したのが「おきゅたんbot」さんなのですが、 僕が今、一番推したいVTuber が彼女なんですよね。
それには深い理由があるので、ここでは理由を解説していきます。

おきゅたん の魅力

真のVRスペシャリスト
VR開発者よりVRを使いこなしているスペシャリストと言えます。
VR開発者でも開発以外のプライベート等でVRを被る事は非常に少ないですが、おきゅたんの活動を見てみると…
  • ソーシャルVR(VRChat / cluster / Virtual Cast / AltSpace / RecRoom)
  • VRゲーム(法人アプリ・個人アプリ問わず)
  • VRChatワールド/アバターの制作
  • VR内パーティクルライブの制作
  • VRx教育座談会やVR学会報告会など
様々なVRアプリをプレイしたりイベントに参加したりと、Oculus Riftがキッカケで誕生したキャラクターということもあり「VR応援キャラ」として一貫してVR界全体を盛り上げる事に徹していることがわかります。 多くのVTuberさんは「自分が人気になる」事に集中してしまいがちですが、おきゅたんの場合はVRのプラットフォームやVRアプリの種類や大小問わず幅広く体験して、多くの人にその体験を伝えるという活動を続けていて、日々のツイートや配信内容からも業界全体を盛り上げようとしている姿勢が強く伝わってきます。これを続けるというのはなかなか出来ないことです。
VR内で「生活している」VTuber
企業系のVTuberと違い、バーチャル内で生きている存在として貴重なサンプルケースだと思います。
  • 日常的にVRChatで会える。
  • VR内で生活し、VR内での日常やVR界の動向を一般向けにわかりやすく配信している。
  • 色んなワールドやイベントのレポートをしに行ったり、落語に挑戦してみたり、VRストリートライブをやったり↓
更に動画の更新頻度も高く、2018年2月2日に最初の動画を投稿して現在までの10ヶ月間で125本という動画を投稿しています(生放送含む)
これはVTuber全体として見ても飛び抜けて多いです。
そしてTwitterでの日常的なつぶやきやファンとのコミュニケーションも多くVR世界の魅力を一般の多くの人たちにわかりやすく伝えていて、今一番VR業界に貢献しているVTuberなのではないかと感じています。
噛めば噛むほど味が出るバーチャル・スルメイカ
ここでやっとタイトル回収です。
おきゅたんに「おきゅたんってスルメイカっぽいよね」って言ったことがあって、それはジワジワと魅力に気づいて虜になっていく感じがスルメ噛んでるときのそれと似ていたからなのですが、なんだろうこの癖になる感じ…。
  • ナチュラル天使
    シンプルに清楚。服装のバリエーションがどんどん増えて、日に日に可愛くなっていく。
  • 喋り方が癖になる
    「はいはーい、おきゅたん、bot、だよ、よろしくね。」
    ※2018年12月22日:この喋り方はボイスチェンジャーのループバックによるものだったらしく、VT-4(ハードウェアボイスチェンジャー)の導入によりスラスラと喋れるようになってしまった…残念…。
  • おきゅたんbotボイスパックが可愛すぎる
  • 髪の毛がイカっぽい。
    ほら、これとか、すごくイカっぽい↓

VRするめガールズ! おきゅたんbot

というわけで、最後にファンアートです。
イカっぽいということで、スプラトゥーンのイカちゃん(インクリング)になったおきゅたんbotです。
ちゃんとファンアートを描いたのは生まれて初めて!

おきゅたん豆知識

  • VRChatを始めたのは2017年の7月頃、日本人VRChatユーザーとしてはかなり早い段階で始めている。
  • botと聞くとツイートBotを思いうかべてしまうが殆どの投稿が手動で、ちゃんと魂が入っている。
  • 武器としてバットを装備している。
  • 絵が下手。
  • まいてぃ999さんとは別人
    僕はbotちゃんに会った当初、同一人物かと思っていました…。

HTC Viveトラッカー/コントローラーの仕様で困ってることメモ【SteamVR】

展示にViveトラッカーやコントローラーを利用していて困ってることメモしておく。
解決方法の情報や間違いがあれば教えていただけると嬉しいです。

3台目以降のViveコントローラーのボタン押下が取得できない

困ってる度:超困ってる

展示で4本のViveコントローラーを1台のPCに有線USB接続して使用していて、先日までは問題なく動いていたのに今年の夏の展示からトラブルが続出した。
調べてみると3台目以降のViveコントローラーのボタン押下が取得できなくなっていて、Unity上でSteamVR_TrackedControllerコンポーネントを見てみても、先に操作した2本目のコントローラーまではボタンが反応するのに、3本目以降が反応しなくなっていた。
コントローラーやUSBケーブルが故障しているわけではないので、操作する順番を変えてみると操作できる2台のコントローラーがその都度変わる。
通常のVRゲームでは2本までしかコントローラーを使用しない想定なので問題ないかもしれないが、USB接続(や無線接続)で2本以上接続して使用する場合は問題になってくる。
いくつかのボタン取得方法を試したけどダメだったので、展示ではボタンを使用しない構成にアプリを急遽修正することになった。
誰か対応方法知ってたら教えてほしい。

トラッカー/コントローラーがロスト→復帰する度にSteamVR全体の座標が少しズレる

困ってる度:超困ってる

おそらくトラッカー/コントローラー認識のタイミングでキャリブレーション処理が走るのか、マッピング等でトラッカーにしっかり映像を合わせていても数センチ~数十センチ座標がズレる。
HMD・コントローラー全てが同じだけ座標がズレるのでHMDから見たコントローラーやトラッカーの相対位置は変わらない為、通常のゲームにはそれほど大きな影響はないが、プロジェクションマッピング等にはもろに影響が出る。
SteamVRを起動時にもこのキャリブレーション処理は走るので、SteamVR再起動でも絶対座標がズレる。
キャリブレーションを切る方法を探したけど今の所見つからず。

対処方法としては、基準点ViveトラッカーをUSB接続でどこかわかりやすい位置に固定して、それを基準にSteamVRのエリアを補正する。
すごく調整が面倒になる上に、機材も増えるので本当はやりたくない。

SteamVR起動直後、Viveトラッカーを少し動かさないと認識しないことがある。

困ってる度:かなり困る

Viveトラッカー2.0をUSB接続時にこの現象を確認した。
1.0に変える事で回避できたけど、上記の基準点トラッカーとして使用していたトラッカーが起動時に認識しなかったので、常設展ではかなり困る。

角度で安定することもあったので、ベースステーションとViveトラッカーの赤外線センサの位置関係の可能性もある?要検証

コントローラーがトラッキング状態じゃないとボタン入力が来ない

困ってる度:それなりに困る

これ以前はコントローラーがトラッキングされていない(エリア外に居る)場合でもボタンの入力は取れていたので、ボタンを押して接続されているかどうかのチェックが楽だったのですが、最近のSteamVRのアップデートでコントローラーがトラッキング状態でないとボタンの入力が来なくなってしまいました。
接続されているコントローラーが必ずしもベースステーションから見える状態とは限らないので、トラッキング状態でなくてもボタン入力は欲しいところです。
不要ならソフト側で切ればいいので、大元から入力が来ないとどうしようもない…。

コントローラーが認識⇔切断を繰り返す

困ってる度:それなりに困る

USB接続状態で長期間展示していると起こる現象。
おそらく、PCとUSB接続していても電池の消耗のほうが早く、徐々に残バッテリーが減って行く(?)
空になったところで切断⇔認識を繰り返すのだと思われる。
この状態になると、認識・切断時に他のコントローラーやアプリの挙動も一瞬止まってしまうのでまともに動作しなくなってしまう。
5V2AくらいのACアダプタ付きUSBハブを使用していても起こる事があるので、バッテリーがダメになりがち??

device ID が変わる現象

困ってる度:それなりに困る

たまにロスト→復帰を繰り返しているとdevice IDが変わる事がある。
これはrenderModelNameを取得するなど、アプリの作り方で回避可能。

string renderModelName = GetComponentInChildren<SteamVR_RenderModel>().renderModelName;
if (renderModelName.IndexOf("{htc}vr_tracker_vive_1_0") > -1)
{
  // Trackerの時だけ実行
}

device IDではなくSerial Numberを取得して保存するようにすると更に良いという噂。まだ試してない。

Viveトラッカーが満充電表示(LED白点灯)にならない

困ってる度:ちょっと困る

充電ずっとしててもオレンジ点灯のままで白点灯にならない時がある。白くならない時の条件はよくわかってない。

Viveトラッカーのペアリング機能をロックしたい

困ってる度:ちょっと困る

「空想ジオラマ」という作品でViveトラッカーを子供が触る事が多いが、よくボタンを押されてしまい、ペアリング状態になってしまう。
物理的にボタンが押せないように蓋を接着すれば良いのかもしれないが、美術館などの学芸員さんたちが操作するのでメンテナンス性も保っておきたい。

ちなみにHomeボタン(System Menuボタン)を無効にするのは、SteamVR>設定>開発者 から「VRダッシュボードを有効化」チェックを外すだけなので、展示の時は無効にしておくと良い。

ところでアーケードモードって何??誰も知らない説ある。

その他、不確定な要素

ここからは2~3ヶ月間の長期展示時に会場からの報告があった現象で、自分で検証が出来ていないので条件がわからないが発生したもの。

  • ViveコントローラーをUSBで3台接続して使用していたところ、1台がしばらくすると認識しなくなり、徐々に処理が落ちてアプリが固まる現象が頻発した。最終的にUSB接続するコントローラーを2台に減らすと安定した。アプリ的には今まで何度も長期の運用に耐えてきたバージョンなので、最近のSteamVRの仕様変更に起因する可能性がある。
  • 同じく、Viveトラッカーも3台以上繋ぐと安定せず2台で運用しているという報告があった。こちらも詳細不明。

なんにせよ最近のSteamVRは色々不安定でオペレーターのつかない長期展示は本当に辛い…。
これで何度も設営の終わった会場に再度足を運ばないといけない事が多発したのでHTC Vive使った展示控えたいくらい。

【2018年夏季】作品展示スケジュール【坪倉輝明】

【2018年夏季】作品展示スケジュール【坪倉輝明】

こんにちは、メディアアーティストの坪倉輝明です。
2018年夏季の展示情報です。今年は北海道・青森県・山梨県・栃木県・兵庫県・広島県・長崎県・福岡県で作品展示しております。
作品も1会場に4作品と多数出品している会場もありますので、お近くの会場がありましたら是非遊びに来てください。

【VRChat Tips】VRChatをフルスクリーンで起動&描画クオリティを変更する方法

【VRChat Tips】VRChatをフルスクリーンで起動&描画クオリティを変更する方法

VRChatはデフォルトではWindowモードで起動されてしまうので、フルスクリーンで起動する方法&描画クオリティを変更する方法について紹介しておきます。

設定方法

Shiftキー(Ctrl、Altキーでも可)を押しながらVRChatを起動すると描画のコンフィグウィンドウが表示されます。
基本的には上の画像の通り設定することでフルスクリーン起動が可能で、一度この方法で起動した後は設定が保持されるので次回からは省略できます。
以下、それぞれの設定について解説しておきます。

Screen Resolution(画面解像度)

アプリを起動する解像度を選択します。基本的にはモニタ解像度に合わせて置くと一番綺麗な状態で表示されるので、画面のスクリーンショットを撮る人やムービーを録画する人にはオススメです。

Windowed(ウィンドウモードで起動するかどうか)

チェックを外すとフルスクリーンモードで起動します。
Windowedチェックを外した状態(フルスクリーンモード)でないとモニタの最大解像度が表示されない事があるので、先にWindowedチェックを外してからScreen Resolutionを変更した方が良いです。

Graphics Quality(描画クオリティ)

VRHigh / VRLow / DesktopLow

の3つから描画クオリティを選択出来ます。
スペックが十分にあるならVRHigh、スペックの低いPCでVRをしている場合はVRLow、デスクトップでスペックが低い人はDesktopLowにしておくと良いと思います。

Selected Monitor(モニター選択)

VRChatを起動するモニターを選択出来ます。
複数のモニターを接続している環境で、セカンドモニターにフルスクリーン表示したい。といった用途に便利です。

2017年の仕事とかまとめ

2017年の仕事とかまとめ

2017年もお世話になりました!坪倉です。

あと数時間で今年も終わろうとしていますが、今年は僕にとってフリーランス1年目という特別な年でした。
色々仕事したようで、あまりしていないような感じもするので、今年のまとめとして記事を残しておこうと思います。

Arduinoでレーザーカッターを自作してみる その2【ハードウェア編】

Arduinoでレーザーカッターを自作してみる その2【ハードウェア編】

こんにちはツボクラです。

もう半年以上前になりますが、昨年ArduinoとRaspberry Piを使ってレーザーカッターを作る記事の第一弾を公開しました。
フリーランスになってから時間も増えたこともあり、ついにレーザーカッターが完成したので今回は【ハードウェア編】と題しまして、レーザーカッターを完成させるまでの手順をご紹介しようと思います。

↓前回の記事はコチラ

HTC Vive Trackerの仕様・使い方まとめ

HTC Vive Trackerの仕様・使い方まとめ

ついにHTC Vive Trackerが発売開始しました!

格安3DトラッキングシステムであるところのLighthouseの空間の中で高い精度で位置・角度を取得できるデバイスで、VRだけでなく様々な分野に応用できる可能性を秘めています。
前職の1→10で先行して触れる機会があったので、使い方とその際に気づいた事などをまとめておきます。

HTC Viveコントローラーを無線で3本以上接続する方法

HTC Viveコントローラーを無線で3本以上接続する方法

こんにちは坪倉です。

皆さん、HTC ViveでのVRライフは楽しんでいますでしょうか?
HTC Vive付属のワイヤレスコントローラーは2本ですが、昨年末ごろから追加のコントローラーが購入できるようになっています。


【国内正規品】 HTC VIVE コントローラー

安価な3Dモーションキャプチャーとしてもかなり優秀なHTC ViveのLighthouseシステムですが、 こうなるとワイヤレスコントローラーを沢山繋いで、手足につけてフルボディVRIKに対応させたり、複数人でゲームをしたり、多人数参加型のメディアアートに応用したりしたくなりますよね。

Vive Tracker来週27日頃から販売開始されるようですが、それでもボタン一式を備えたViveコントローラーを複数台無線接続する需要は絶えないと思います。
今回はそんなViveコントローラーを3台以上無線で接続する方法をご紹介します。

【VR元年】20年前に「VRアトラクション」を体験した話【ファイヤーブル】

【VR元年】20年前に「VRアトラクション」を体験した話【ファイヤーブル】
出典:特撮 プロップス 倉庫

こんにちは、クリエイティブテクノロジストの坪倉です。

2016年は「VR元年」と呼ばれ、OculusRiftHTC VivePSVR等のバーチャルリアリティ用ヘッドマウントディスプレイが普及しました。
中でも「VR ZONE」や「VR PARK TOKYO」と言った、いわゆるVRテーマパークが全国各地でオープンしたのは、VRブームを象徴する大きな動きだったと思います。

僕自身もOculus Rfit DK1時代から個人で購入しているようなVR大好きエンジニアで、今でこそ仕事でVRアトラクションを開発する事もありますが、僕がVRアトラクションを初めて体験したのは実に20年前、小学3年生の頃
その時の体験が後の人生に大きく影響を与える事になったのですが、そんな20年前のVRアトラクションの思い出を書こうと思います。