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第16回学生CGコンテストで「Shadow touch!!」が優秀賞を受賞

CG-ARTS協会主催の第16回学生CGコンテストの受賞作品が公式ホームページ上で発表されました。
私が応募していた「Shadow touch!!」もなんと【インタラクティブ部門】
【優秀賞】
を頂くことができました!
shadow03.jpg
■第16回学生CGコンテスト 「Shadow touch!!」
http://www.cgarts.or.jp/scg/2010/prize/int_p2/index.html
今年は合計1221作品の応募があったようで、その中から【静止画部門】【動画部門】【インタラクティブ部門】の各部門で、最優秀賞1作品・優秀賞3作品・エンターテイメント賞3作品・奨励賞2作品が選ばれるということで、その限られたわずかな作品に選ばれたということでとても嬉しく思っています。
今までメディアコンテストにはいくつか作品を応募しましたが、賞を頂くのはこれが始めてです。
自分の興味のある事、面白いと思う事だけをやってきた訳ですが、それが始めて他の人に認められたので自分がやってきた事は無駄じゃなかったんだなと、やっと実感することができました。
でも、他の受賞作品を見ているとどれもレベルが高くて、そのまま製品として売れるんじゃないかと思う作品ばかりだったので、正直、自分の手作り感あふれる低クオリティの作品がここに並んでていいのかと心配になります(笑)
他にも、i-tokyo/IVRCで出展されていた知り合いの方も一緒に受賞されていました。
ダンス×メディアアートをやられてる方で、私もダンサーとしても研究者としても尊敬してる方の作品です。
■第16回学生CGコンテスト 「Lighting Choreographer」
http://www.cgarts.or.jp/scg/2010/prize/int_p6/index.html
また、このコンテストの受賞作品展が、2011年2月2日(水)~2月13(日)の間に国立新美術館で行われます。
今年の受賞作品を実際に見られるチャンスなので皆様是非お越し下さい。
■第16回学生CGコンテスト 受賞作品展(第14回文化庁メディア芸術祭協賛事業)
【日時】2011年2月2日(水)~2月13(日)
【場所】国立新美術館(東京港区六本木)
もしかしたら大勢の前でプレゼンしなきゃいけないかもしれないらしいので今から緊張してます(汗
オブジェクト出しすぎると強制終了してしまうバグも治ってないし、壊れかけの機材の作り直しもしないといけないし、でも毎日仕事もあるし……大変だー!
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※追記
金沢工業大学のホームページのNewsに掲載されました!
■金沢工業大学ホームページ
http://www.kitnet.jp/news/index.cgi/id/00495/
私がアドバイザをさせて頂いている金沢工業高等専門学校 小坂研究室のホームページにも掲載されました!
■Kosaka Laboratory
http://www.kosaka-lab.com/kosaka_laboratory/2010/12/cgshadow-touch.php

次世代デバイス Kinectまとめ

by Teruaki Tsubokura 0 Comments

Kinect
Xbox360用モーションコントローラー Kinectが日本で発売されてから3週間が経ちました。
Kinectはコントローラーや装置を一切身に付けず、体だけで操作ができるようになるモーションコントローラーで、Xbox360用にMicrosoftが開発したデバイスですが、内蔵されたセンサ類によってプレイヤーの3次元的な位置の取得声&顔認識、さらには体勢のトラッキングまでできてしまう夢のようなデバイスです。
USB接続ということもありPCに接続して操作のできるドライバがユーザーによって開発されてオープンソースで公開されているので、15000円ほどで誰でも最新の技術を使って開発ができてしまいます。
今では世界中でKinectの様々な使い方が開拓されていますので、私の気になった物の一部をご紹介させていただきます。

IVRC/i-Tokyo 2010 「Shadow touch!!」出展してきました。

IMG_0216.jpg
-日本未来科学館
いやー行ってきましたよ IVRC/i-Tokyo 2010!
8月24日~25日に東京お台場にある日本科学未来館で行われたインタラクティブ東京2010というイベントに出展してきました。
同時開催のIVRC(国際学生対抗バーチャルリアリティコンテスト)も同じ会場で行われていたのでたくさんの作品が展示されていました。
バーチャルリアリティの分野ではおそらく日本一の祭典だと思います。バーチャルリアリティ学会のお偉い方々がたくさんいらっしゃいました。
私は大学の卒業研究の「Shadow touch!!」を金沢工大学園の支援を頂いて出展していたのですが、個人での出展だったので搬入作業などの準備が大変でした・・・。
イベントの前日23日に搬入・設置作業を行うということでその前日22日から東京へ移動しておけばよかったのですが、22日はダンスの大きなイベントがあり、夜まで拘束されてしまったので23日の深夜0時に石川県をマイカーで出発して12時間かけて(休憩込み)東京まで運転して行くことになりました。
片道
ガソリン代5000円 + 高速代約12000円・・・・・・移動費orz
23日の12時頃に日本未来科学館へ到着。搬入・設置作業を行いました。
IMG_0177.jpg
あ、ちゃんとShadow touch!!が載ってるー。わーい。
IMG_0174.jpg IMG_0175.jpg
この日は作品の搬入・設置をして出展者や関係者で内覧会と懇親会が行われました。
IMG_0191.jpg
-Shadow touch!!設置完了
色んな大学生や大学院生とお話できて刺激的でした。
IMG_0189.jpg
-内覧会
びっくりしたのは私と同じダンサーの研究者(しかも同じブレイクダンサー)が居た事。話が会いすぎてめちゃめちゃ面白かったです。研究もダンスとインタラクティブ技術を組み合わせたもので興味をひかれました。
内覧会&懇親会も終わり、この日は東京にいる高校時代のお友達と飲んで、未来館近くの大江戸温泉物語ってところで温泉入って寝ました。
IMG_0212.jpg
-大江戸温泉物語の中
そして2日間 IVRC/i-Tokyo が行われた訳ですが、詳しく覚えていませんがたぶん自分のブースだけでも300~400人くらいは体験していただいたんじゃないかと思います。
「Shadow touch!!」もなかなか好評で、ほとんどのお客さんが懐中電灯に仕掛けがあることに気づかずに普通の懐中電灯だと勘違いして「え?何で?何で???」ってなってました(笑
Wiiリモコンを懐中電灯形にしたのは成功でしたね。良く見ると懐中電灯を向けている方向と実際に明るくなる場所にはズレがあるんですが、手の動きに合わせて光の位置が動くのであまり気づかないようです。
Laval Virtual(バーチャルリアリティのフランス大会)の方もいらっしゃいまして、大変気に入って頂けたのか、Laval Virtualで是非出して欲しいと言われたので、めちゃめちゃ嬉しかったです^^
でも、フランス語どころか英語も喋れないし、なにしろフランス行く資金が無いのでLaval Virtualに出すかはまだわかりません。
たくさんのお客さんに体験していただいて、その場で意見が聞けたのはすごく為になりました。
 「触覚のフィードバックが欲しい。」
 「平面でやるのはもったいない。色んな障害物がある場所で色んな影の出方を楽しみたい。」
 「複数人で楽しみたい。」
 「音が欲しい。」
 「Wiiリモコンじゃなくて、赤外線カメラを使ってもっと数を増やせば精度が上がるのでは?」

・・・等の意見が多く、今後の参考になりそうです。
年齢層としては、第一に子供たちの食いつきがとても良かったです。しまいには子供たちが群がってきて懐中電灯や反射キャップの取り合いになる始末w
次に私と同じくらいの20才前後の男女。カップルでいらっしゃってる方も多く、彼氏さんが懐中電灯で影を探して彼女さんが影を触って楽しむ光景が印象的でした。
中でも驚いたのは、「これ見たことあります!」っていう人が意外に多かった事。
youtubeやニコ動で動画上げてはいたのですが、やっぱりこういうイベントに来る方は見てくださってるんだなぁと嬉しく思いました。
しかも、子供たちが「すげぇ!これ未来のゲームや!」って言ってくれたり、この分野で超有名な方とかが「twitterで知って見に来ました。」って声をかけてくださったりしてテンション上がりっぱなしでした。
今回インタラクティブ東京2010に出展して、本当にたくさん得るものがありました。
忙しくて準備時間をあまり取ることができず、前回石川コンテンツマーケットで出展した時とほとんど改善できませんでしたが、それでも今回出展することができて良かったです。
これからもこのShadow touch!!かそれとも新しい作品か分かりませんが、i-Tokyo,SIGGRAPH,Laval Virtual,文化庁メディア芸術祭など沢山のメディアイベントがあるので、これからも挑戦を続けて行きたいと思います。
長くなってしまいましたが、ここからは他の方の作品を一部ご紹介させていただきます。
こちらからどうぞ↓↓

jQueryで記事を折りたたむ

by Teruaki Tsubokura 0 Comments

↑記事の上下にあるバー(文字以外の場所)をクリックすると記事を折りたためるようにしました。
久しぶりの更新ですが、最近javascriptを触るようになり、fc2ブログでもjsを使う方法がわかったので実装してみました。
使ったのはjQueryというJavaScriptライブラリですが、これを使えばWeb上で見かける動的な演出を簡単に使う事ができるようです。本当に簡単なのでその方法を解説していきたいとおもいます。
①jQueryをダウンロードする。
公式HP(http://jquery.com/)からjQueryをダウンロードして適当な場所に保存。(ファイル名はjquery.jsとします)
②保存したjquery.jsをサーバーにアップロードする。
■普通のサーバーで使用する場合
FTPソフト等で自分のホームページと同じ場所へアップロードする。
フォルダを作って/js/jquery.jsとかにしてもOK
fc2ブログで使う場合
管理ページ>ファイルのアップロードからjquery.jsをアップロードする。
アップロードしたパス(アドレス)をコピーしておいてください。
③htmlにjQueryを参照するタグを追加する。
HTMLの<head>タグの中に

<script type="text/javascript" src="○○○○○/jquery.js"></script>

と追加して、先ほどコピーしたアドレスを○○○の部分へ入れてください。
④続いて反映させたい効果を書いていく。
今回はこのサイトにも実装した、スライドトグル(折りたたみ)をつけてみたいと思います。
とりあえず<head>タグ内の先ほど書いた記述に続けて↓の8行を貼り付けてください。

<script type="text/javascript">
$(document).ready(function(){
$("dt").click(function(){
var index = $("dt").index(this);
$("dd").eq(index).slideToggle("slow");
}).css("cursor","pointer");
});
</script>

これを解説していきますね。↓↓↓

$("dt").click(function(){

dtをクリックした時に実行する処理ってこと。

var index = $("dt").index(this);

何番目のdtなのかをindexに保存。

$("dd").eq(index).slideToggle("slow");

 ↑    ↑         ↑
どれか  何番目か     開閉の早さ
となっているのでこの文だと・・・
dtがクリックされたら、index番目のddをslowの速さで開閉する」ということになります。
最後に・・・
⑤HTMLの中で<dl><dt><dd>タグを書く。

<dl>
<dt>クリックしてね</dt>
<dd>
中身が
<br>
開閉
<br>
するよ
<br>
!!!
</dd>
</dl>

試しにこんな感じに書くだけでなんとなんと、アニメーション付の開閉記事がつくれちゃう訳です。
実際に動かすとこうなります↓

クリックしてね
中身が
開閉
するよ
!!!

ちなみにfc2ブログの記事を開閉したい場合は、
記事のタイトルがクラス「entry_header」、
記事の中身がクラス「entry_body」という名前なので、
名前の前にクラスをあらわす「.」ドットをつけて、

$(".entry_header").click(function(){
var index = $(".entry_header").index(this);
$(".entry_body").eq(index).slideToggle("slow");

という感じになります。
これであなたのホームページもひとつ上へレベルアップ!

Shadow touch!!解説動画上げました。

以前にShadowtouch!!の紹介動画をニコニコ動画にアップしたのですが、「なるほど、わからん」という声が多かったので、解説動画も用意しました。
ついでにNT京都2010の時の作品もおまけとして紹介しています。
今確認したらニコニコ動画の世界の新着動画(通称:セカチャク)完走を果たしたようです。ありがとうございますありがとうございます。
【解説】影に触れるインタラクティブアート+おまけ

相変わらず「なるほど、わからん」の声が多くてワロタw
説明とか動画作りが上手くなりたいです。

ニコニコ技術部京都ミーティング2010(NT京都)に出展してきた。

3月27日、京都で行われたニコニコ技術部京都ミーティング2010(通称:NT京都)に出展者として参加して来たのでレポート書きます。
・春日神社
SANY0301.jpg
会場は右京区にある春日神社の構内の幼稚園です。が、外見も中もとても幼稚園とは思えないような綺麗な会場でした。
朝6時過ぎくらいに家を出発したのに、会場に着いたときには9時を過ぎてました。(´Д`;)遠い
10時から開場になるので急いで自分のブースの準備をして、準備が完了した頃には開場し、開会式的なのが始まってニコ生でも生放送が始まってました。
開会式では諸注意や、各出展者がひとりずつ喋って、それから展示物紹介の時間がスタート。
そういう私は何を展示したのかというと・・・
SANY0303.jpg
「初音ミクに触りたい」
・・・と題しまして、画面の中のはちゅねミクを指で触って遊ぶ事のできるものを展示しました。
これは大学の卒業研究の副産物として出来た物なのですが、卒業研究の「Shadow touch!!」で使った、
指の三次元位置計測の部分を使用して、指の座標を取得してはちゅねを突っついたり掴んだり投げたり積み重ねたりできちゃうんです。
スライド1
スライド2
具体的にはWiiリモコンを2台使って、2台のWiiリモコン内の赤外線カメラの座標の視差から指につけた反射材の三次元座標を計算して物理演算ワールド内で指オブジェクトを生成しているわけです。
ただ、赤外線を反射する・発する物があると誤作動を起こしてしまうので、開場では外から入ってきた日光だったり、
正面に置かれたパイプ椅子なんかの金属に反射して誤作動ばかり起きてしまい、見に来てくださった方にはすごく情けない所を見せてしまいました・・・orz
でもそんな中、多くのお褒めの言葉を頂きとても嬉しかったです^^
やっぱり色々な感想をいただけると制作意欲が沸きますね!本当にありがとうございました!
すでにレポート動画を上げている方がいました!私の作品は、2:44~あたりからです。
【ニコニコ技術部】NT京都201003 に行ってきたレポート

展示物紹介をするのにいっぱいいっぱいで、なかなか他の出展者の所を見に行く時間がありませんでしたが、少しだけ途中で抜け出して他の方の作品を見に行けたので、ここからは他の方の作品を紹介させていただきます。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

石川コンテンツマーケット2010に出展しました。

Shadow touch!!を石川県で毎年行われているメディアコンテスト「石川コンテンツマーケット2010」に出展しました。
shadow_poster10s.jpg
Shadow touch!!を大学外に持ち出して一般に公開するのはこれが初めてでしたが、赤外線LEDの関係で今まで納得の行く動作が出来てなかったのでかなりの不安がありました。
しかし、直前まで卒業旅行や卒業式、研究室・アパートの引越しや不動産屋とのトラブルなどで手直しする暇もなく、ポスターも作ったのに印刷する暇も無くそのまま本番当日を迎えることに・・・。
そして当日の今日はミス&ハプニングのオンパレード!
・朝からポスター印刷する為に早起きして大学の施設に行ったのに、休館日で印刷できなくて無駄に時間を費やしてしまう。
・そのせいで肝心のShadow touch!!のセッティングが時間に間に合わない。
・セッティングが終わってお客さんに作品の説明をしてる最中にエラーでプログラムが止まる。
・キャリブレーションに時間がかかりすぎてお客さんをかなりを待たせてしまう。
・色んな光が入ってきているためにWiiリモコンが誤作動。
・やっぱり指の位置を取得できる範囲が狭い。

そして私はそんなボロボロの作品の展示を、事もあろうか「Wiimoteプログラミング」の著者である金沢高専の小坂先生の目の前のブースでやってのけました。(´Д`;)
命知らずもいいとこですよね。世界のイチローの前で自分の野球の腕前を自慢している様な気分になりました。
その小坂研究室はというと、
妊婦体験システム MommyTummy(マミータミー)
口臭を用いた吹き矢型デバイス La fl醇Qche de l’odeur(ラ・フレッシュ・デ・ロドー)

の2つを出展されていました。
SANY0269s.jpg
・小坂研究室ブース
Shadow touch!!を制作するにあたり小坂研究室のホームページにはとてもお世話になっていたので、この2つの作品については良く知っていました。
しかし、どちらも実際に体験をさせて頂きましたが、予想以上の完成度に驚きました。
マミータミーはお腹が大きくなるだけではなく、本当にお腹に赤ちゃんが入っているかのように、温もりやお腹を蹴る動きが体に伝わってきました。さらに、赤ちゃんに悪い影響を与える激しい動きをすると赤ちゃんの機嫌が悪くなり、
お腹を蹴ったりしますが、逆になでたりしているとおとなしくなったり、妊婦だけでなく赤ちゃんの気持ちまで考えた作品でした。
プレゼンも「ご妊娠おめでとうございます!」から始まり最後には自分の写真付き母子手帳をもらえるという個性あふれるプレゼンで、とても引き込まれました。
ラフレは口臭の強い弱いによって強さの変わる吹き矢で敵を倒していくゲームで、ゲームはもちろんとても細かく作りこまれてますが、今回初めて見たのは臭いをつけるための食べ物の容器が光ったり振動したりして、口臭を有効に高める食べ物をナビゲーションしてくれるようになっていました。また、最後に口臭の推移をグラフでかなり細かく表示されるようになっていた事にも驚きました。これにより食べ物の好き嫌いが無くなる!というのが売りらしいです。
他にも小坂研究室の学生さんと沢山お話をしたので、ゲームのいたるところに隠された「ハルヒ」や「らき☆すた」の絵の場所も教えてくれたり、色々な研究に対する情報交換ができてすごく楽しかったです。
また、Shadow touch!!の事もブログで書きますと言って頂いたので嬉しくて仕方ないです(^ー^)
小坂研究室の他にも、去年も出展されていた代々木アニメーション学院の方や、3DCGのモーションアクターをさせていただいた有限会社アイロジーさんなど以外にも知っている方が多く、会話も弾みました。
SANY0290s.jpg
・俺のモーションでサルが踊ってるー♪(有限会社アイロジーさん)
肝心のShadow touch!!の反応はというと、意外や意外。「発想がすごい!」「面白い!」「どういうことなの・・・」というお声を多数頂き、地味にウケは良かったです。どんどん知り合いを集めて連れてくる熱狂的なファン(?)の方までいました。
特に子供たちは純粋だから、本気で不思議がってすごく楽しそうに遊んでくれていました^^
そういや途中でNHKの取材が来たから俺テレビ出れるんかな!?(笑)
そしてコンテストの結果ですが、大賞は小坂先生のマミータミー。
残念ながらShadow touch!!は賞に選ばれませんでした。
だけどもだけど、授賞式が終わった後に審査員をやっていたエイベックスの方が、わざわざ感想を言いに来て下さったので俺はもうそれだけでお腹いっぱい^^
小坂先生とエイベックスの方はさすが全てお見通しですね。「作品の目的をしっかり考えた方が良い」「もう少し中身を膨らませた方が良い」とイターイ所を突っ込まれてしまいました(笑)
といっても研究費で買った機材等は研究室に返却したので、Shadow touch!!はもうこれ以上触れなくなってしまいましたが、これからもまた違った形でこの技術を活かした物を作って行きたいと思います。

Shadow touch!! 体験動画

SANY0312_s.jpg
影を掴むインタラクティヴ・アート -Shadow touch!!- を実際に体験しているところの動画を撮影して、
簡単に編集したものが出来たので公開させていただきます。
↓ – Shadow touch!! – 紹介動画

やっとここまで動くようになってくれたか、といった感じです。
ここまで来るのにまず何も知らない所からの出発だったので、技術勉強をいっぱいしました。
さらに何代もの試作を制作し、色んな失敗を経験して今に至ります。
作品はまだまだ改善の余地はありますが、1年間ずっと一人で頑張ってきて自分でも割と面白い物が出来たのではないかと思ってます。
ただ、ここで終わりではなくてこれからももっと完成度を上げて行きたいです。
とりあえずコンテストに向けて最終調整ってとこですかね!

初音ミクに触るインタラクティヴ・アート -Miku touch!!- ってか!(笑)

ギャー!!
物理演算ミク
ただいま制作中のShadow touch!!にお遊び要素入れようと思って「M」キーで初音ミクを投入できるようにしたら、
Shadow touch!!じゃなくてMiku touch!!になってしまった!!
ミクに直接手で触る事ができるし、掴み上げて下から覗く・・・なんてことも出来てしまいました。ハァハァ・・・じゃなくて!
そんなことよりもっと指の3次元座標計測の精度上げろよって感じです。
でも画面の中のモデルに手で触る事が出来るってなかなか面白いですね!だれかこの技術を使って紳士的なゲームを作ってください(笑)

Shadow touch!!作品紹介 ハードウェア編

久々の更新です。更新遅くてごめんなさい(´Д`;)
shadowtouch_s.png
卒業制作である、影を掴むインタラクティヴ・アート「Shadow touch!!」ですが、この作品を構成するハードウェアについて今日は説明したいと思います。作品の概要はこちら
ハードウェアといっても、映像を投影するためのプロジェクターや設置のためのスチールラックの説明をしてもしょうがないので、今回はその中でも「自作ハードウェアデバイス」のみを紹介します。
ちなみにWiiリモコンの詳細については以前の記事で確認してください。
Shadow touch!!システム構成図
system.png
■懐中電灯型デバイス(flashlight device)
このあいだの記事でも出てきたと思いますが、本作品で使用する自作ハードウェアデバイスのメインとなるデバイスです。
懐中電灯型デバイスは以前は乾電池2本による電池式を考えていましたが、少し仕様変更しました。それは、乾電池2本では大量の赤外線LEDを点灯させると電力の消耗が激しく、すぐに電池が切れてしまうと考えたからです。
そこで、電池式とUSB電源を切り替えができるように設計し直しました。図で表すとこんなかんじです。flashlight01.png
懐中電灯本体内部にUSBの延長ケーブルを配線して、その先に赤外線LED部分を接続することでUSB電源でLEDを点灯させることができます。赤外線LED部分を電池につないで本体に電池を収納すれば電池での点灯も可能になります。
実際に作ったのがこれです。(クリックで拡大表示)
外観
SANY0256.jpgSANY0257.jpg
内部にWiiリモコンとUSB延長ケーブルを配線
SANY0271.jpg
赤外線LED部分
SANY0268.jpgSANY0266.jpg
USB延長ケーブルに赤外線LED部分を接続
SANY0270.jpg
背面のUSBオスコネクタとPCをUSB延長ケーブルで繋ぐ
SANY0274.jpg
これで赤外線LEDから出た赤外線が反射する位置をWiiリモコンで取得してPCに送信します。
USB電源の方は完成しましたが電池パックの方はまだできてないんです(^ー^;)キニシナイキニシナイ
■メインライトスイッチ(main light switch)
mainlight switch
これ、一見普通の家庭にある電気スイッチに見えますが、実はマウスなんです(笑)
作品内でこのスイッチは、メインライト(環境光)のON/OFFを切り替える役割を持っています。
この作品で描画している光や影は全てプログラム内で処理したグラフィックスなので、メインライトのON/OFFを切り替えるには、PCでスイッチの情報を読み取る必要があります。そこで簡単にON/OFFを読み取る為のデバイスとしてマウスを使用することにしました。
マウスなら左クリックと右クリックの2つのボタンがあり、それぞれが押される事でスイッチのON/OFFを切り替えられると考えたからです。
制作にあたり用意したのが、USBマウスとホームセンターで売っている家庭用スイッチとそのカバー
SN370144.jpgSANY0250.jpgSN370149.jpg
これらの持つ機能を組み合わせます。
まずはUSBマウスのカバーを外します。(保障が効かなくなるので真似しないようにw)
SN370147.jpg
そしたら中の基盤を取り出して
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マウスの左クリック・右クリックに対応する小型スイッチをはんだごてではんだを溶かして2つとも取り外します。
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マウスの方はひとまず置いといて、次はスイッチ側を分解します。
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スイッチの裏の緑色したケースを開けると、中に金属部品とかがはいってますけど…
全部取り出します(゜∀゜)
SN370150.jpg
取り出した後は、緑色のケースの内部を削ってマウスから取り出した小型スイッチが中に入るようにします。
そしたらリード線を小型スイッチにはんだ付けし、緑色のケースに内蔵してその状態で小型スイッチとマウスの基盤とをはんだ付けし、ちょうど小型スイッチの位置を延長してスイッチ部に内蔵する形にします。
SN370152.jpg
そしスイッチのカバーを閉じると、スイッチをON/OFFするたびにそれぞれ左クリック・右クリックのボタンが押されてPC内で読み取れる訳です!!
スイッチ背面も加工して、普通のマウスのようにマウスカーソルも動かす事ができるようにしました。
マウスという見慣れた物でも形が変わると案外面白い物ですね!先生や友人達に見せた所、なかなか評判が良かったです^^
…ただ、常に押された状態(ドラッグ状態)なので通常の使用には向いてませんというか使いこなせたら神です(笑)
と、ここまでで2つの自作デバイスを紹介しましたが、かなり長くなってしまいました^^;
他にも3次元計測デバイスや再帰性反射キャップなどの自作デバイスはまだ残ってますが、主となる2つの自作デバイスは紹介できたので、今回はここまでにして次回ハードウェア編2として紹介したいと思います。
ここまで見て下さってありがとうございました(・∀・)