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【センシング用】視野角120度の広角赤外線カメラを作る!【格安】

【センシング用】視野角120度の広角赤外線カメラを作る!【格安】

私は仕事やプライベートでメディアインスタレーション作品を開発していますが、インタラクティブな作品を作る際に一番頻繁に必要になる情報が「人の位置や動き」などの情報です。
cv

そんな情報を取得する際によく使われるセンサとしてはKinectXtionといった深度カメラがありますが、実はこの手の深度カメラは4m程度の距離までしか取得できなかったりするので、多人数同時体験型のインスタレーション用途には少し使い難かったりします。
Kinect
さらにはKinect for WindowsはMacで使えないし、XtionはOpenNIの公開終了に伴って販売終了みたいだし…。
他には赤外線カメラがよく使われますが、1番ネックとなるのは、モーションキャプチャー等で使われている様なガチな赤外線カメラを購入しようと思うと恐ろしい金額になってしまう事です。

参考:OptiTrack

そこでお手頃価格のWebカメラを使って視野角120度の赤外線カメラを作る方法をご紹介します。
この方法なら5000円未満で赤外線カメラを作ることが可能です。

openFrameworks Workshop in Kanazawa v002 -メディアアートを始めよう-

oFK_v002

【openFrameworksワークショップを主催します!】

メディアアートやインスタレーションなど様々なクリエイティブの場で注目されている「openFrameworks」の初心者向けワークショップです。
このワークショップではopenFrameworksの導入からオリジナルのビジュアルアプリを作るまでを丁寧に解説します。
この機会にメディアアートの世界に足を踏み入れてみませんか?
※第2回目の開催ですが、だいぶ間が開いてしまったので再度入門からやります。

また、このワークショップはU-moaの成果発表展示会「U-moa EXPO 2013」の催しの一つとして行いますので、展示物も自由に観覧して頂けます。
よろしければU-moa EXPO 2013への参加登録もよろしくお願いいたします。
https://www.facebook.com/events/105740786263211/

 

== ワークショプ詳細 ==================

「openFrameworks Workshop in Kanazawa v002 – メディアアートを始めよう – 」

https://www.facebook.com/events/200116480127090/
↑参加申し込みはコチラのFacebookイベントページからどうぞ

 

■参加費

無料!!

※会場がカフェの為、別途ドリンク代¥300~がかかります
※講師が京都在住で交通費がかなりかかるのでカンパも募集していますm(_ _)m

 

■日時

2013年2月10日(日曜日) 14:00~17:00
※進捗により時間が前後する可能性があります。

 

■場所

cafe? IKAGAWA DO (五十川堂)
〒921-8812 石川県石川郡扇が丘3−9

 

■募集人数

15人

 

■対象

初心者〜中級者
※プログラミングをかじったことあればOK!

 

■持ち物

Mac ノートパソコン
※Windowsでも参加可能ですがフルサポートは難しいです。

 

■当日のスケジュール

1.openFrameworksって何?
├ どんなことができるの?
└ openFrameworksで作られている作品の紹介

2.開発環境の構築
├ Xcodeのインストール
└ openFrameworks_v0073のインストー

3.openFrameworksの中身の解説
├ ファイル構成の解説
└ testApp.cppの解説

4.作ってみよう
├ こんにちは世界
├ 基本図形を描画してみる
├ マウスによるインタラクション
├ 「数」に強いよoF
├ 3Dを扱う
├ 画像を使う
├ カメラ映像を使ってみる
└ 音を利用する

5.アドオンって何?
├ 主要アドオンの解説
├ オススメアドオンの紹介
└ 画像処理アドオン「ofxOpenCV」を使って映像を触ってみる。

6.ハッカソン!
└ 自由に作ってみよう

7.成果発表会

◎時間が余ったら話すかも
└ openFrameworksで作るインタラクティブ プロジェクションマッピング

 

■当日までに準備しておく事

・開発ソフトのダウンロード
>Macの方
OS X 10.7 Lion以上 → Xcode 4.6 をAppStoreからダウンロード
OS X 10.6 SnowLeopard → Xcode 3.2.x をAppleのDeveloperサイトからダウンロード ※開発者登録が必要(無料)
https://developer.apple.com/xcode/index.php

>Winの方
Visual C++ 2012
を以下からダウンロードしておいて下さい。
http://www.microsoft.com/japan/msdn/vstudio/express/

・openFrameworks v0073(最新版) のダウンロード
http://www.openframeworks.cc/download/
上記からそれぞれの環境に合ったopenFrameworksをダウンロードしておいて下さい。

 

■講師

U-moaクリエイティブディレクター/エンジニア/京都支部長 坪倉輝明
http://teruaki-tsubokura.com/
・石畳燈籠(http://youtu.be/uOKt8ioa614)
・Shadow Touch(http://youtu.be/3itekp9YaAs)

 

■主催

U-moa(http://u-moa.info/)

 

■協力

cafe? IKAGAWA DO (五十川堂)(https://www.facebook.com/IKAGAWADO)

openFrameworks Workshop in Kanazawa v001 – メディアアートを始めよう –


※openFrameworksの魅力を広く知っていただく為、金沢でワークショップを開催する事にしました!

メディアアートやインスタレーションなど様々なクリエイティブの場で注目されている「openFrameworks」のビギナー向けワークショップです。openFrameworksは、プログラミングの複雑な部分を非常に簡単に使えるようにしてくれるフレームワークなので、プログラマの方だけでなくデザイナーの方にも積極的に参加して頂きたいと思っています。このワークショップではopenFrameworksの導入&HelloWorldからオリジナルのビジュアルアプリを作るまでを丁寧に解説します。この機会にメディアアートの世界に足を踏み入れてみませんか?

詳細は以下より

[openFrameworks]最近流行りのPerfumeモーションキャプチャデータを触ってみる

最近、Perfume globalでPerfumeのモーションキャプチャデータが公開されてクリエイター達の中で話題になっていますが、
そんな流行りのPerfumeモーションキャプチャデータを私も少し触ってみました。

openFrameworks/processing/Max/Flash
以上の4種類のサンプルがサイトで公開されているので、自分の使いやすい開発環境のものをDLして使うことが出来ます。
本当にありがたいですね。

 

私はopenFrameworksが一番慣れていたのでoFのサンプルをgithubよりDLしてちょっといじってみました。
元にしたのはMarchingCubesというサンプルですが、ofxMarchingCubesやofxSTLなどopenFrameworks_v007の初期状態では含まれていないアドオンがいくつか使われているので、別途githubより入手してaddonsディレクトリに保存する必要があります。
また、モーションキャプチャデータとサウンドもサンプルデータには含まれていないので、Perfume globalサイトから別途DLしてdataフォルダ内に保存してやる必要があるので注意が必要です。

 

あとはサンプルを元に色々いじるだけで上の動画のような作品が出来上がります。
それほど知識が無くても自分のパソコンでPerfumeのモーションキャプチャデータが動かせて楽しいので、皆さんも是非やってみて下さい。

かなざわ燈涼会でメディアアートの展示を行いました


7月29日~31日に金沢ひがし茶屋街で行われた「かなざわ燈涼会(http://touryoue.jp/)」というお祭り内で、29日と30日の2日間、金沢の伝統的な町並みを燈籠に見立てたメディアアート「町家燈籠」を展示致しました。
各町家のオーナーさんにご協力頂きまして、東茶屋街の中の12カ所で映像コンテンツを町家の障子や、床などに投影致しました。
制作を行ったのは金沢で発足したクリエイティブ集団「U-moa


メンバー全体では20人近く(一応)いますが、今回のメディアアートに関わったのはそのうちの8人です。
それぞれのメンバーが自分の担当の町家で投影する作品を制作致しました。
そんな中、私が制作したのが名付けて・・・
石畳燈籠

せっかく金沢の伝統的な町並みがあるので、もとからある「石畳」を使ってアートにできないか。と考えて始まったのがこの作品です。
来場者の方に楽しんで頂く為に、近づくと石畳の枠が光り、上に乗ると音と共に石畳の面が光るというインタラクションを取り入れました。

大変多くの来場者の方に体験して頂き、老若男女問わず皆様に楽しんで頂けたようで、人が人を呼び、常に人だかりができているような状態でした。
さらに道を歩けば誰でもモデルになったかのように写真をみんなが撮っていました。
技術的には、Kinectセンサー2台を使用して人の位置を奥行きで取得して、プロジェクター2台を使用し「プロジェクションマッピング」という表現方法を用いて石畳に映像を重ね合わせて投影しています。


こんな感じでKinectとプロジェクターとPCのセットを2つ並べて使っています。
設置台はスチールラックと100円均一で買い集めた材料のみで作りました(笑)
キャリブレーションはマウスで石畳に合わせてひとつずつポイントを打ちながら石畳オブジェクトを実際の世界に合わせていきます。なかなかこの作業が大変でしたが、リアルとデジタル空間がぴったり重なったときは感動しました。
また、東京工芸大学のアーティストさん達が今回の「町家燈籠」をわざわざ見に来て下さったようで、Kinectを使ったプロジェクションマッピングの仕方など、色々お話させて頂きました。
遠くからわざわざ見に来てくれるなんてとっても嬉しいですね!
イベント全体としての感想は、金沢ひがし茶屋街という伝統的な町並みの中、お祭りという沢山のお客さんの目にふれる場所で展示でき、さらに沢山の来場者の方や町家のオーナーさん・芸子さん達にも「凄く面白かったです」というような感想を頂沢山けたので、大満足です。
中でも、2~3歳くらいの本当に小さい子が、よほど気に入ったのか石畳の上で必死で体を動かして遊んでくれているのを見て、制作者としては本当に嬉しくて涙が出そうになりました。。。
これがインタラクティブアートの醍醐味ですよね。これだから作品展示はやめられない!
これからも沢山作品を作って色んな場所で作品展示を行っていきたいです!