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jQueryで記事を折りたたむ

by Teruaki Tsubokura 0 Comments

↑記事の上下にあるバー(文字以外の場所)をクリックすると記事を折りたためるようにしました。
久しぶりの更新ですが、最近javascriptを触るようになり、fc2ブログでもjsを使う方法がわかったので実装してみました。
使ったのはjQueryというJavaScriptライブラリですが、これを使えばWeb上で見かける動的な演出を簡単に使う事ができるようです。本当に簡単なのでその方法を解説していきたいとおもいます。
①jQueryをダウンロードする。
公式HP(http://jquery.com/)からjQueryをダウンロードして適当な場所に保存。(ファイル名はjquery.jsとします)
②保存したjquery.jsをサーバーにアップロードする。
■普通のサーバーで使用する場合
FTPソフト等で自分のホームページと同じ場所へアップロードする。
フォルダを作って/js/jquery.jsとかにしてもOK
fc2ブログで使う場合
管理ページ>ファイルのアップロードからjquery.jsをアップロードする。
アップロードしたパス(アドレス)をコピーしておいてください。
③htmlにjQueryを参照するタグを追加する。
HTMLの<head>タグの中に

<script type="text/javascript" src="○○○○○/jquery.js"></script>

と追加して、先ほどコピーしたアドレスを○○○の部分へ入れてください。
④続いて反映させたい効果を書いていく。
今回はこのサイトにも実装した、スライドトグル(折りたたみ)をつけてみたいと思います。
とりあえず<head>タグ内の先ほど書いた記述に続けて↓の8行を貼り付けてください。

<script type="text/javascript">
$(document).ready(function(){
$("dt").click(function(){
var index = $("dt").index(this);
$("dd").eq(index).slideToggle("slow");
}).css("cursor","pointer");
});
</script>

これを解説していきますね。↓↓↓

$("dt").click(function(){

dtをクリックした時に実行する処理ってこと。

var index = $("dt").index(this);

何番目のdtなのかをindexに保存。

$("dd").eq(index).slideToggle("slow");

 ↑    ↑         ↑
どれか  何番目か     開閉の早さ
となっているのでこの文だと・・・
dtがクリックされたら、index番目のddをslowの速さで開閉する」ということになります。
最後に・・・
⑤HTMLの中で<dl><dt><dd>タグを書く。

<dl>
<dt>クリックしてね</dt>
<dd>
中身が
<br>
開閉
<br>
するよ
<br>
!!!
</dd>
</dl>

試しにこんな感じに書くだけでなんとなんと、アニメーション付の開閉記事がつくれちゃう訳です。
実際に動かすとこうなります↓

クリックしてね
中身が
開閉
するよ
!!!

ちなみにfc2ブログの記事を開閉したい場合は、
記事のタイトルがクラス「entry_header」、
記事の中身がクラス「entry_body」という名前なので、
名前の前にクラスをあらわす「.」ドットをつけて、

$(".entry_header").click(function(){
var index = $(".entry_header").index(this);
$(".entry_body").eq(index).slideToggle("slow");

という感じになります。
これであなたのホームページもひとつ上へレベルアップ!

Shadow touch!!解説動画上げました。

以前にShadowtouch!!の紹介動画をニコニコ動画にアップしたのですが、「なるほど、わからん」という声が多かったので、解説動画も用意しました。
ついでにNT京都2010の時の作品もおまけとして紹介しています。
今確認したらニコニコ動画の世界の新着動画(通称:セカチャク)完走を果たしたようです。ありがとうございますありがとうございます。
【解説】影に触れるインタラクティブアート+おまけ

相変わらず「なるほど、わからん」の声が多くてワロタw
説明とか動画作りが上手くなりたいです。

ニコニコ技術部京都ミーティング2010(NT京都)に出展してきた。

3月27日、京都で行われたニコニコ技術部京都ミーティング2010(通称:NT京都)に出展者として参加して来たのでレポート書きます。
・春日神社
SANY0301.jpg
会場は右京区にある春日神社の構内の幼稚園です。が、外見も中もとても幼稚園とは思えないような綺麗な会場でした。
朝6時過ぎくらいに家を出発したのに、会場に着いたときには9時を過ぎてました。(´Д`;)遠い
10時から開場になるので急いで自分のブースの準備をして、準備が完了した頃には開場し、開会式的なのが始まってニコ生でも生放送が始まってました。
開会式では諸注意や、各出展者がひとりずつ喋って、それから展示物紹介の時間がスタート。
そういう私は何を展示したのかというと・・・
SANY0303.jpg
「初音ミクに触りたい」
・・・と題しまして、画面の中のはちゅねミクを指で触って遊ぶ事のできるものを展示しました。
これは大学の卒業研究の副産物として出来た物なのですが、卒業研究の「Shadow touch!!」で使った、
指の三次元位置計測の部分を使用して、指の座標を取得してはちゅねを突っついたり掴んだり投げたり積み重ねたりできちゃうんです。
スライド1
スライド2
具体的にはWiiリモコンを2台使って、2台のWiiリモコン内の赤外線カメラの座標の視差から指につけた反射材の三次元座標を計算して物理演算ワールド内で指オブジェクトを生成しているわけです。
ただ、赤外線を反射する・発する物があると誤作動を起こしてしまうので、開場では外から入ってきた日光だったり、
正面に置かれたパイプ椅子なんかの金属に反射して誤作動ばかり起きてしまい、見に来てくださった方にはすごく情けない所を見せてしまいました・・・orz
でもそんな中、多くのお褒めの言葉を頂きとても嬉しかったです^^
やっぱり色々な感想をいただけると制作意欲が沸きますね!本当にありがとうございました!
すでにレポート動画を上げている方がいました!私の作品は、2:44~あたりからです。
【ニコニコ技術部】NT京都201003 に行ってきたレポート

展示物紹介をするのにいっぱいいっぱいで、なかなか他の出展者の所を見に行く時間がありませんでしたが、少しだけ途中で抜け出して他の方の作品を見に行けたので、ここからは他の方の作品を紹介させていただきます。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

石川コンテンツマーケット2010に出展しました。

Shadow touch!!を石川県で毎年行われているメディアコンテスト「石川コンテンツマーケット2010」に出展しました。
shadow_poster10s.jpg
Shadow touch!!を大学外に持ち出して一般に公開するのはこれが初めてでしたが、赤外線LEDの関係で今まで納得の行く動作が出来てなかったのでかなりの不安がありました。
しかし、直前まで卒業旅行や卒業式、研究室・アパートの引越しや不動産屋とのトラブルなどで手直しする暇もなく、ポスターも作ったのに印刷する暇も無くそのまま本番当日を迎えることに・・・。
そして当日の今日はミス&ハプニングのオンパレード!
・朝からポスター印刷する為に早起きして大学の施設に行ったのに、休館日で印刷できなくて無駄に時間を費やしてしまう。
・そのせいで肝心のShadow touch!!のセッティングが時間に間に合わない。
・セッティングが終わってお客さんに作品の説明をしてる最中にエラーでプログラムが止まる。
・キャリブレーションに時間がかかりすぎてお客さんをかなりを待たせてしまう。
・色んな光が入ってきているためにWiiリモコンが誤作動。
・やっぱり指の位置を取得できる範囲が狭い。

そして私はそんなボロボロの作品の展示を、事もあろうか「Wiimoteプログラミング」の著者である金沢高専の小坂先生の目の前のブースでやってのけました。(´Д`;)
命知らずもいいとこですよね。世界のイチローの前で自分の野球の腕前を自慢している様な気分になりました。
その小坂研究室はというと、
妊婦体験システム MommyTummy(マミータミー)
口臭を用いた吹き矢型デバイス La fl醇Qche de l’odeur(ラ・フレッシュ・デ・ロドー)

の2つを出展されていました。
SANY0269s.jpg
・小坂研究室ブース
Shadow touch!!を制作するにあたり小坂研究室のホームページにはとてもお世話になっていたので、この2つの作品については良く知っていました。
しかし、どちらも実際に体験をさせて頂きましたが、予想以上の完成度に驚きました。
マミータミーはお腹が大きくなるだけではなく、本当にお腹に赤ちゃんが入っているかのように、温もりやお腹を蹴る動きが体に伝わってきました。さらに、赤ちゃんに悪い影響を与える激しい動きをすると赤ちゃんの機嫌が悪くなり、
お腹を蹴ったりしますが、逆になでたりしているとおとなしくなったり、妊婦だけでなく赤ちゃんの気持ちまで考えた作品でした。
プレゼンも「ご妊娠おめでとうございます!」から始まり最後には自分の写真付き母子手帳をもらえるという個性あふれるプレゼンで、とても引き込まれました。
ラフレは口臭の強い弱いによって強さの変わる吹き矢で敵を倒していくゲームで、ゲームはもちろんとても細かく作りこまれてますが、今回初めて見たのは臭いをつけるための食べ物の容器が光ったり振動したりして、口臭を有効に高める食べ物をナビゲーションしてくれるようになっていました。また、最後に口臭の推移をグラフでかなり細かく表示されるようになっていた事にも驚きました。これにより食べ物の好き嫌いが無くなる!というのが売りらしいです。
他にも小坂研究室の学生さんと沢山お話をしたので、ゲームのいたるところに隠された「ハルヒ」や「らき☆すた」の絵の場所も教えてくれたり、色々な研究に対する情報交換ができてすごく楽しかったです。
また、Shadow touch!!の事もブログで書きますと言って頂いたので嬉しくて仕方ないです(^ー^)
小坂研究室の他にも、去年も出展されていた代々木アニメーション学院の方や、3DCGのモーションアクターをさせていただいた有限会社アイロジーさんなど以外にも知っている方が多く、会話も弾みました。
SANY0290s.jpg
・俺のモーションでサルが踊ってるー♪(有限会社アイロジーさん)
肝心のShadow touch!!の反応はというと、意外や意外。「発想がすごい!」「面白い!」「どういうことなの・・・」というお声を多数頂き、地味にウケは良かったです。どんどん知り合いを集めて連れてくる熱狂的なファン(?)の方までいました。
特に子供たちは純粋だから、本気で不思議がってすごく楽しそうに遊んでくれていました^^
そういや途中でNHKの取材が来たから俺テレビ出れるんかな!?(笑)
そしてコンテストの結果ですが、大賞は小坂先生のマミータミー。
残念ながらShadow touch!!は賞に選ばれませんでした。
だけどもだけど、授賞式が終わった後に審査員をやっていたエイベックスの方が、わざわざ感想を言いに来て下さったので俺はもうそれだけでお腹いっぱい^^
小坂先生とエイベックスの方はさすが全てお見通しですね。「作品の目的をしっかり考えた方が良い」「もう少し中身を膨らませた方が良い」とイターイ所を突っ込まれてしまいました(笑)
といっても研究費で買った機材等は研究室に返却したので、Shadow touch!!はもうこれ以上触れなくなってしまいましたが、これからもまた違った形でこの技術を活かした物を作って行きたいと思います。

Shadow touch!! 体験動画

SANY0312_s.jpg
影を掴むインタラクティヴ・アート -Shadow touch!!- を実際に体験しているところの動画を撮影して、
簡単に編集したものが出来たので公開させていただきます。
↓ – Shadow touch!! – 紹介動画

やっとここまで動くようになってくれたか、といった感じです。
ここまで来るのにまず何も知らない所からの出発だったので、技術勉強をいっぱいしました。
さらに何代もの試作を制作し、色んな失敗を経験して今に至ります。
作品はまだまだ改善の余地はありますが、1年間ずっと一人で頑張ってきて自分でも割と面白い物が出来たのではないかと思ってます。
ただ、ここで終わりではなくてこれからももっと完成度を上げて行きたいです。
とりあえずコンテストに向けて最終調整ってとこですかね!

初音ミクに触るインタラクティヴ・アート -Miku touch!!- ってか!(笑)

ギャー!!
物理演算ミク
ただいま制作中のShadow touch!!にお遊び要素入れようと思って「M」キーで初音ミクを投入できるようにしたら、
Shadow touch!!じゃなくてMiku touch!!になってしまった!!
ミクに直接手で触る事ができるし、掴み上げて下から覗く・・・なんてことも出来てしまいました。ハァハァ・・・じゃなくて!
そんなことよりもっと指の3次元座標計測の精度上げろよって感じです。
でも画面の中のモデルに手で触る事が出来るってなかなか面白いですね!だれかこの技術を使って紳士的なゲームを作ってください(笑)

Shadow touch!!作品紹介 ハードウェア編

久々の更新です。更新遅くてごめんなさい(´Д`;)
shadowtouch_s.png
卒業制作である、影を掴むインタラクティヴ・アート「Shadow touch!!」ですが、この作品を構成するハードウェアについて今日は説明したいと思います。作品の概要はこちら
ハードウェアといっても、映像を投影するためのプロジェクターや設置のためのスチールラックの説明をしてもしょうがないので、今回はその中でも「自作ハードウェアデバイス」のみを紹介します。
ちなみにWiiリモコンの詳細については以前の記事で確認してください。
Shadow touch!!システム構成図
system.png
■懐中電灯型デバイス(flashlight device)
このあいだの記事でも出てきたと思いますが、本作品で使用する自作ハードウェアデバイスのメインとなるデバイスです。
懐中電灯型デバイスは以前は乾電池2本による電池式を考えていましたが、少し仕様変更しました。それは、乾電池2本では大量の赤外線LEDを点灯させると電力の消耗が激しく、すぐに電池が切れてしまうと考えたからです。
そこで、電池式とUSB電源を切り替えができるように設計し直しました。図で表すとこんなかんじです。flashlight01.png
懐中電灯本体内部にUSBの延長ケーブルを配線して、その先に赤外線LED部分を接続することでUSB電源でLEDを点灯させることができます。赤外線LED部分を電池につないで本体に電池を収納すれば電池での点灯も可能になります。
実際に作ったのがこれです。(クリックで拡大表示)
外観
SANY0256.jpgSANY0257.jpg
内部にWiiリモコンとUSB延長ケーブルを配線
SANY0271.jpg
赤外線LED部分
SANY0268.jpgSANY0266.jpg
USB延長ケーブルに赤外線LED部分を接続
SANY0270.jpg
背面のUSBオスコネクタとPCをUSB延長ケーブルで繋ぐ
SANY0274.jpg
これで赤外線LEDから出た赤外線が反射する位置をWiiリモコンで取得してPCに送信します。
USB電源の方は完成しましたが電池パックの方はまだできてないんです(^ー^;)キニシナイキニシナイ
■メインライトスイッチ(main light switch)
mainlight switch
これ、一見普通の家庭にある電気スイッチに見えますが、実はマウスなんです(笑)
作品内でこのスイッチは、メインライト(環境光)のON/OFFを切り替える役割を持っています。
この作品で描画している光や影は全てプログラム内で処理したグラフィックスなので、メインライトのON/OFFを切り替えるには、PCでスイッチの情報を読み取る必要があります。そこで簡単にON/OFFを読み取る為のデバイスとしてマウスを使用することにしました。
マウスなら左クリックと右クリックの2つのボタンがあり、それぞれが押される事でスイッチのON/OFFを切り替えられると考えたからです。
制作にあたり用意したのが、USBマウスとホームセンターで売っている家庭用スイッチとそのカバー
SN370144.jpgSANY0250.jpgSN370149.jpg
これらの持つ機能を組み合わせます。
まずはUSBマウスのカバーを外します。(保障が効かなくなるので真似しないようにw)
SN370147.jpg
そしたら中の基盤を取り出して
SN370148.jpg
マウスの左クリック・右クリックに対応する小型スイッチをはんだごてではんだを溶かして2つとも取り外します。
SN370145.jpg
マウスの方はひとまず置いといて、次はスイッチ側を分解します。
SANY0249.jpgSANY0251.jpg
スイッチの裏の緑色したケースを開けると、中に金属部品とかがはいってますけど…
全部取り出します(゜∀゜)
SN370150.jpg
取り出した後は、緑色のケースの内部を削ってマウスから取り出した小型スイッチが中に入るようにします。
そしたらリード線を小型スイッチにはんだ付けし、緑色のケースに内蔵してその状態で小型スイッチとマウスの基盤とをはんだ付けし、ちょうど小型スイッチの位置を延長してスイッチ部に内蔵する形にします。
SN370152.jpg
そしスイッチのカバーを閉じると、スイッチをON/OFFするたびにそれぞれ左クリック・右クリックのボタンが押されてPC内で読み取れる訳です!!
スイッチ背面も加工して、普通のマウスのようにマウスカーソルも動かす事ができるようにしました。
マウスという見慣れた物でも形が変わると案外面白い物ですね!先生や友人達に見せた所、なかなか評判が良かったです^^
…ただ、常に押された状態(ドラッグ状態)なので通常の使用には向いてませんというか使いこなせたら神です(笑)
と、ここまでで2つの自作デバイスを紹介しましたが、かなり長くなってしまいました^^;
他にも3次元計測デバイスや再帰性反射キャップなどの自作デバイスはまだ残ってますが、主となる2つの自作デバイスは紹介できたので、今回はここまでにして次回ハードウェア編2として紹介したいと思います。
ここまで見て下さってありがとうございました(・∀・)

影を掴むインタラクティヴ・アート「Shadow touch!!(仮)」

影を掴むインタラクティヴ・アート「Shadow touch!!(仮)」
ということで、前回の日記から日にちがあいてしまいましたが、予告していたので卒業研究のことについて書こうかと思います。ここで書いておくと卒業論文を書くときに楽になるしね!(`ー´)
卒業研究を進めるにあたり、まず初めに
感覚をだますメディア
というコンセプトを立てました。
視覚や聴覚などの感覚をメディア技術を使って騙す事で日常では味わえない不思議な感覚を楽しめるような
空間を制作できれば面白いのではないかと考えたからです。
そしていくつもの失敗を乗り越えて、ひとつのインタラクティヴ・アートにたどり着きました。
それが、
影を掴むインタラクティヴ・アート「Shadow touch!!(仮)」です。
名前はなんのひねりもなくそのまんまですが、影という普通に考えると触る事の出来ない物に触れるという事でインパクトがあるのではないかと思います。
この作品には
■Flashlight mode(懐中電灯モード)
■Shadow touch mode(影掴みモード)

以上の2つのモードが用意されています。
作品を体験する流れとしては、
①影を探す
Flashlight mode懐中電灯型デバイスを使って、何も無い場所に存在する影を探す。
②影に触れる/掴む/投げる/弾く/組み上げる
Shadow touch modeで影に指で触れたり、掴んだり、影同士をぶつけて遊んだり、沢山の影を使って積み木の様に高く積み上げたりして楽しむ。
③影の状態を確認する。
再びFlashlight mode懐中電灯型デバイスを使って光を様々な角度から当てると、影の形が確認できる。
角度に合わせて立体的に見えるので複雑に積み上げた形でも認識しやすい。
と、このようにFlashlight modeShadow touch modeを交互に切り替えながら楽しむ流れになります。
システムの解説ですが、ちょっと複雑なのと解説が下手なので上手く伝えられるか分かりませんが、書いていきます。
■Flashlight mode システム概要
上で懐中電灯型デバイスという言葉が出てきましたが、要するにWiiリモコンです。
・仕組み
flashlight_img3.png
懐中電灯の中に配置されている赤外線LEDで赤外線を前方に照射し、再帰性反射板に当たって反射した位置(つまり反射板の位置)を懐中電灯内部のWiiリモコンの赤外線カメラで計測します。
Wiiリモコンはその情報をBluetooth通信でパソコンに送信します。
・中身
flashlight_img2.png
懐中電灯の中身を全部出して、代わりにWiiリモコンと赤外線LED群を設置しています。
flashlight_img4.png
体験者はプロジェクターで投影されるフィールドの上に立って、地面を懐中電灯型デバイスで照らします。
何もないはずの場所に影が投影され、光を照らす角度によって影が変化する為、体験者は実際にそこに物体があるかのような感覚を覚えるでしょう。
以上Flashlight modeの解説を致しました、この下手糞な解説でご理解頂けたでしょうか???
もう1つのモード「Shadow touch mode」については、書き出すと長くなりそうなので、また次回の記事という事で(´Д`;)
パワーポイントの画像ばっかりでしたが、もう実際に動くものが出来ているので、その写真や動画を撮影したらデモをUPしたいと思います。お楽しみに!!

Wiiリモコンを使った色々な活用例

by Teruaki Tsubokura 0 Comments

なんとか研究の方も道が見え始めたので、ここらで過去に作ったボツ作品達を振り返りつつ紹介したいと思います。
こんなWiiリモコンの使い方もあるんだなぁと思いながら見ていただけるといいとおもいます。
■どこでもスクリーン(仮)
壁でも地面でも天井でも、手に持った紙でもなんでもスクリーンにしてしまうというソフト。
スクリーンがまるでそこに印刷されてるかのように追従して動きます。

プロジェクターの映像を変形して投影しているわけですね。
仕組みはこんな感じ。
どこでもスクリーン概要
①Wiiリモコンの位置から赤外線LEDで赤外線を照射。
②紙の端についている再帰性反射材に反射した4点の座標をWiiリモコン先端の赤外線カメラで読み取る。
※再帰性反射材:光源の方向に光を反射させる素材。
③4点に三角ポリゴンを二つ表示し、画像テクスチャを貼り付ける。
・・・と、こんな感じです。
お気づきかもしれませんが、テクスチャを貼っているだけなのでデスクトップぽいのはフェイクです(笑)
実はすでにJohnny Lee氏がもっと色々な物に投影するのに成功していて、その動画を見て感動したので、それを独自実装してみただけです。実装しきれてないですが(´Д`;)
本当はこの技術を使ってスクリーンを持ち歩きながら遊ぶゲームのような物を考えていたのですが、プロジェクタの投影範囲等色々な問題が出てきたので結局ボツになりました・・・。
■FLASHとWiiリモコンで体感ゲーム
こんなのも作りました。

これは大学のオープンキャンパスで高校生にFLASHでゲームを作らせるためのサンプル的な感じで2,3日くらいで作りました。
プロジェクターの位置にWiiリモコンをスクリーンに向けた状態で設置し、あとは手に持った赤外線LEDで画面のドラ○もんみたいなキャラクターを操作します。
この動画はちょっと古いので移動だけですが、オープンキャンパスで公開した時には弾も撃てるようになって点数も付くようにしました。
単純ですがWiiリモコンの面白さを知ってもらうにはちょうど良いものになったと思います。
■WiiFitを使った何か
WiiFitを使った何か
ちゃんとしたコンテンツにはなってませんが、WiiFitも組み合わせてみました。
体重移動で中央の機械みたいなのが移動するようになってます。
実際に乗ってみると体の動きにあわせてモデルが移動するので没入感がありましたが、単純なのとこれを使って面白いコンテンツを作るという所で良いアイディアが思い浮かばなかったので結局ボツになりました。
■全身でマリオ
画像はありませんが、WiiFitとWiiリモコンで全身を使って初代マリオブラザーズを遊べるソフトを作りました。
操作方法は、WiiFitの前部分で足踏みすると前進して後ろで足踏みで後退。早く足踏みでダッシュ。
ジャンプはWiiFit上でジャンプ。ファイアーは実際にライターで火をつけるとファイアーを打てるようにしました。
できるだけマリオの気持ちを味わえるように実際の動きに近づけました。
で、実際にプレイしてみるとクソムズイ&超疲れる!!
思う様に操作できなくて、1-1クリアするのに20分くらいかかりましたorz…
・・・とまぁ、たかがWiiリモコンですが使い方次第でこんな多様な楽しみ方が出来ちゃいます。
アイディアさえ出れば他にももっと色んな使い方があるとおもいます。なにか面白い使い方が思いついた方は是非ご連絡ください。m(_ _)m
今回はボツになった作品集でしたが、次回は卒研で現在誠意製作中の作品の概要を紹介したいと思ってます。お楽しみに!!

卒研メモ

最近卒研の制作が思うように進まなくてやる気が起きない…。
でもやらなければいけない事は増える一方
自分が忘れないようにこれからやる事をメモメモ…φ(..)
■ソフトウェア
・インターフェースの作成。
インタラクティヴ・アートなので作るかわからなくなってきた。
・モデルのバリエーションを増やす。
DOGA-Lシリーズではそろそろ限界か。MAYAを使おうか。
・二次元で取得した手の位置で3Dモデルの座標を操作する。
ステレオ画像による三次元計測を使う。
・物理演算ライブラリの導入。
Black Curry Engineというフリーのものを使用。
・リモコン距離でライトの範囲変化
反射板を2点以上配置してリモコンに映る2点の距離で遠近を擬似的に再現。
・ポイントを見失った時にゆっくりフェードアウト
現段階では光の飛びが多く見栄えが悪い。
・物理演算の影をアルファを高さと連動させる。
現段階では影の濃さが変わらない。ズレは修正済み。
■環境設営・ハードウェア
・設置場所を考える。
高さのあるラックのような物の一番上にプロジェクター。投影台と同じ高さにはWiiリモコンを設置。
もしくは布を張り、下からプロジェクターで投影して手の影が落ちないようにする。
赤外線の影響を受けるので、周囲を黒い布で囲み直射日光が入らないように気をつける。
・地面に投影する方法。
鏡を使うのが有力。大きめの鏡と固定する物を準備する。
・2つのWiiリモコンを定位置で固定する物を作る。
2つのリモコンの距離を固定する事はステレオ画像による三次元計測で重要になる。
・手に反射板をつける方法。
手袋⇒たくさんの人が使うと気になる人がいるかも。
指サック⇒つけるのが簡単で気軽に付けれる。
マジックハンドなど⇒間接的にさわるのでリアリティが薄れるが、ゲームのような感覚になり面白いかも。
意識をせずに行動を制限できるので、誤作動を減らす効果もあるかも。
・懐中電灯型ポインティングデバイスの作成
100均で買ってきて型だけ使う?
・キャップ方再帰性反射板
指につけるためのキャップ。指サックを使う?
■発表準備
・発表用スライド。
来週水曜に中間発表。早めに完成させる。
・PR用ポスター。
石川コンテンツマーケット出展用のポスターなど。1月ごろまでに。
・卒論用まとめ。
卒論を書きやすいように少しずつまとめていくべし。
・テーマをどのように結論付けるか。
実際に体験してもらって感想を聞き、不思議な感覚を体感してもらえた的な感じでいけないか。
・アブストラクト、プロジェクトレポート作成。
2月1日提出。
自分を焦らせる為のメモですが…
思い出し次第追加していきます。
12月6日追記完了