台所になんか浮いてたきめぇ
ここでトリックのネタばらしですが・・・
みなさん「磁性流体」ってご存知ですか?
ようするに液体の磁石です。
この浮遊している青い球体はその磁性流体というのを使ってるんですね。
作り方ですが、今回は形をある程度保つ為にスライムを作る時と同じ要領で作っていきました。
■材料
水30ml
PVA洗濯のり10ml
ホウ砂小さじ3
砂鉄50g
絵の具(お好み)
■作り方
①まず水30mlとポリビニールアルコール性の洗濯のり10mlを70度の温度であたためながら混ぜます。
②次に薬局で売っているホウ砂を小さじ3倍混ぜると、ゲル状になってきます。
③ここで青色絵の具(1本)を投入。青いスライムの出来上がり!
④できたスライムと砂鉄50gをよく混ぜて完成。
簡単ですよね!
■そしてここからが本番浮かせます
皆さんの家にはあるかわかりませんが、電磁調理器(IH)を使用します。
まず電磁調理器の上に完成したスライムを乗せて、電磁調理器のスイッチを弱からゆっくりと強へと上げていきます。
電磁調理器から発生する電磁波の力が磁気を持ったスライム君に反応して押し上げるので、電磁波とスライムの重さが平等になったところで宙に浮かび上がります。
上手く強さを調整するとキレイにフワフワと浮かんでくれます。
※あまり出力を強くしすぎると飛びすぎてしまうので注意!
という事で、今回は不思議な浮かぶスライム(磁性流体)を作りました。
みなさんも上手く浮かべる事ができましたか?
ん?できないだって?
まぁ、浮かべることが出来なくて失敗してしまった人も、ここで書いた事は全部ウソなので気を落とさないで下さいね
-----------------------------------------------------------------—
という記事をmixiで書いたら結構な人がだまされてくれました(笑)
本当はマッチムーブという実際の映像と3DCGを自然に合成する技術を使っているんです。
最近では映画などで使われているのも良く見かけます。
マッチムーブソフトはVoodoo camera trackingというフリーのソフト。
映画などで使われているものは数百万円するものが普通ですが、なんとこのソフトはフリーなのです!
3DソフトもBlenderというフリーのものを使っているので映画なみの技術がタダで作れてしまうんですよね^^
流れとしては、
①素材となる動画を取ってきて
②それを連番tga画像形式に変換
③Voodooで読み込んでカメラの動きを解析。3Dソフト用のデータを作る。
④Blenderで読み込んでCGと重ねる
できあがりです
思ったより簡単でしたが、古いノートパソコンでレンダリングしたのでたかが3秒くらいの動画なのに結構レンダリングに時間がかかりました(´Д`;)
他にもマッチムーブではありませんが、Blenderを始めて使ったので流体シミュレーションなんかも試してみました。
みなさんも興味があったらマッチムーブに挑戦してみてはいかがでしょうか(^ヮ^)