【新作紹介】つくもがみ – Tsukumogami
8月31日まで魔法の美術館@さいたまスーパーアリーナで展示中!
http://www.mahou-museum.com/
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日本では古来、やおろずの神の信仰から、古いものにも魂が宿り「つくもがみ(付喪神)」になると信じられてきた。
人間が発展と共に創り出し、大量に廃棄してきた物達にも全て「つくもがみ」が宿っている。
この作品ではスクリーンの前に立って体を動かす事で「つくもがみ」の姿を見ることができる。
人が作り出した廃棄物で人の形を表現する事で、物を大切にするという事の重要さを今一度考えさせられる作品。
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ソフトウェアの開発にはUnity5を採用。登場する背景やオブジェクトは全て3Dで制作している。
物理演算では、物質それぞれに個別の質量や反発係数を設定してよりリアルな挙動を追求し、衝突時の効果音も衝撃度や物質の質感に合わせて独自の効果音生成アルゴリズムを使用してリアルタイム生成している為、リアルなサウンドやグラフィックスの表現が可能になった。
またライティングやオブジェクトの質感、カメラのエフェクトにもこだわり、廃棄物の質量や迫力を感じられるフォトリアルな世界観を目指した。
登場する廃棄物のオブジェクトは合計40種類以上、それぞれ頭・腕・足・胴体に吸い付き、15万通り以上の組み合わせで何度でも楽しめるようになっている。
また廃棄物オブジェクトの中には体に吸い付くことで特殊なアクションが起こるオブジェクトが存在し、テレビやパソコン等はモニターが点灯したり、
扇風機は回り始めたり、プロジェクターや照明は光で周りを照らすことができたり、消火器は放水がはじまったりと、様々なアクションが隠されているためスクリーンの前に立つ度に新しい発見がある。
センサーにはKinect V2(Xbox One Kinect)を採用し、KinectのWindows PC用アダプタを使用してWindows8.1PC上で動作させている。
V2ならではの広角3Dカメラが最大6人までの骨格情報のトラッキングを可能とし、座標をリアルタイムに3D空間へ反映させている。
■作品使用素材
Windows8.1 PC、プロジェクター、Xbox One Kinect、 Xbox One Kinect センサー用 Windows PCアダプター