[Kinect]Kinect for Windows SDKの正式版が公開されました
http://www.microsoft.com/en-us/kinectforwindows/
ついにKinect for Windows SDKの正式版が公開されました。
Windows用Kinectも米Microsoft storeや米Amazonなどではすでに発売されているようですが、日本では2/2に発売されるのではという噂です。
http://www.microsoftstore.com/store/msstore/en_US/pd/productID.244210600
http://www.amazon.com/Microsoft-L6M-00001-Kinect-Sensor-Windows/dp/B006UIS53K
日本のMicrosoft storeでもWindows用Kinectが発売されました。
…が発売1時間ほどで品切れとなり、現在は予約受付状態となっています。
Amazonでも¥20,980で売られていました。今のところAmazonが一番安いですね。
さっそくインストールして動作確認をしてみました。
Kinect for Windows SDKのインストール
普通にインストーラーでインストールを行うので特につまづく事はないと思いますが、自分の環境では
Microsoft Server Speech Platform Runtimeがインストールされていたので、アンインストールしろよって怒られました。
Speechのアンインストール後、再度SDKのインストールを行うとすんなり完了しました。
※Kinect for Windows SDK Beta2やBetaがインストールされていてもそのままインストールできました。
サンプルの実行
[すべてのプログラム]から[Microsoft Kinect SDK v1.0]を開くと[Kinect SDK Sample Browser]というアプリがあるので、それを開いて
[Kinect Explorer]のサンプルを実行。
正常に動きました。
一番下のバーをクリックするとコントローラーが出てきます。
コントローラー部分を確認したところ、Beta2から以下が変更になっていることがわかります。
- 可視光カメラ(ColorStream)に1280*960の解像度が追加 ※Beta2では640*480までだった
- 深度カメラ(DepthStream)に640*480の解像度が追加 ※Beta2では320*240までだった
- スケルトントラッキングにTrackingModeが追加
(おそらくスケルトントラッキングを行うユーザを決定する方法を選べる) - ニアモード(Near Mode)への切り替え ※Xbox用Kinectでは切り替え不可
- 音声認識・ビームフォーミング(音の出ている方向を調べる)が最初から入っている
解像度は高くなったので、実際の映像を使う時は役に立ちますが、解像度を上げるとFPSが落ちるようです。
コーディング時の変更点
正直色々と変わりすぎて何が何だかわからないくらいです・・・汗
Beta2のコードをあまり変更しなくてもすんなり動くのを期待していたのですが、Beta2のソースを持ってきたところ沢山エラーが出ました。
クラスやメソッドの名前がかなり変わってるので、前使ってたメソッドが使えなくなっていますが、以下のページに何が何に変わったかが書いてありますので、参考にしてみてください。
http://robrelyea.wordpress.com/2012/02/01/k4w-code-migration-from-beta2-to-v1-0-managed/
これであとはWindows用Kinectを手に入れれば商用利用も可能になるので、一気にKinectを使った新しい製品が登場しそうですね。
個人的には楽しみでもありますが、逆に普及しすぎても一般の人達が慣れてしまって感動が薄れてしまうのが少し心配だったりもします・・・。