Wiiリモコンを使った色々な活用例
なんとか研究の方も道が見え始めたので、ここらで過去に作ったボツ作品達を振り返りつつ紹介したいと思います。
こんなWiiリモコンの使い方もあるんだなぁと思いながら見ていただけるといいとおもいます。
■どこでもスクリーン(仮)
壁でも地面でも天井でも、手に持った紙でもなんでもスクリーンにしてしまうというソフト。
スクリーンがまるでそこに印刷されてるかのように追従して動きます。
プロジェクターの映像を変形して投影しているわけですね。
仕組みはこんな感じ。
①Wiiリモコンの位置から赤外線LEDで赤外線を照射。
②紙の端についている再帰性反射材に反射した4点の座標をWiiリモコン先端の赤外線カメラで読み取る。
※再帰性反射材:光源の方向に光を反射させる素材。
③4点に三角ポリゴンを二つ表示し、画像テクスチャを貼り付ける。
・・・と、こんな感じです。
お気づきかもしれませんが、テクスチャを貼っているだけなのでデスクトップぽいのはフェイクです(笑)
実はすでにJohnny Lee氏がもっと色々な物に投影するのに成功していて、その動画を見て感動したので、それを独自実装してみただけです。実装しきれてないですが(´Д`;)
本当はこの技術を使ってスクリーンを持ち歩きながら遊ぶゲームのような物を考えていたのですが、プロジェクタの投影範囲等色々な問題が出てきたので結局ボツになりました・・・。
■FLASHとWiiリモコンで体感ゲーム
こんなのも作りました。
これは大学のオープンキャンパスで高校生にFLASHでゲームを作らせるためのサンプル的な感じで2,3日くらいで作りました。
プロジェクターの位置にWiiリモコンをスクリーンに向けた状態で設置し、あとは手に持った赤外線LEDで画面のドラ○もんみたいなキャラクターを操作します。
この動画はちょっと古いので移動だけですが、オープンキャンパスで公開した時には弾も撃てるようになって点数も付くようにしました。
単純ですがWiiリモコンの面白さを知ってもらうにはちょうど良いものになったと思います。
■WiiFitを使った何か
ちゃんとしたコンテンツにはなってませんが、WiiFitも組み合わせてみました。
体重移動で中央の機械みたいなのが移動するようになってます。
実際に乗ってみると体の動きにあわせてモデルが移動するので没入感がありましたが、単純なのとこれを使って面白いコンテンツを作るという所で良いアイディアが思い浮かばなかったので結局ボツになりました。
■全身でマリオ
画像はありませんが、WiiFitとWiiリモコンで全身を使って初代マリオブラザーズを遊べるソフトを作りました。
操作方法は、WiiFitの前部分で足踏みすると前進して後ろで足踏みで後退。早く足踏みでダッシュ。
ジャンプはWiiFit上でジャンプ。ファイアーは実際にライターで火をつけるとファイアーを打てるようにしました。
できるだけマリオの気持ちを味わえるように実際の動きに近づけました。
で、実際にプレイしてみるとクソムズイ&超疲れる!!
思う様に操作できなくて、1-1クリアするのに20分くらいかかりましたorz…
・・・とまぁ、たかがWiiリモコンですが使い方次第でこんな多様な楽しみ方が出来ちゃいます。
アイディアさえ出れば他にももっと色んな使い方があるとおもいます。なにか面白い使い方が思いついた方は是非ご連絡ください。m(_ _)m
今回はボツになった作品集でしたが、次回は卒研で現在誠意製作中の作品の概要を紹介したいと思ってます。お楽しみに!!