今年のSIGGRAPHで展示されていた作品から、私のお気に入りをご紹介致します。
Recompose from Matthew Blackshaw on Vimeo.
■Recompose
Kinectを使用した3D彫刻が出来る作品。
単純に手で操作できるだけでも楽しいデバイスなのに、プロジェクションマッピングを利用することで、
操作もグラフィカルで楽しい作品になっています。
リニアモーターを使ってピンの高さを変えているみたいなのですが、このあたりの技術詳しく知りたいですね。
MoleBot: Mole in a Table from Woohun Lee on Vimeo.
■MoleBot
もぐらを表現した作品。
もぐら本体は出てきませんが、ぽこっと盛り上がる面を見てるとなんだかだんだん可愛らしく見えてきます。
動画の後半を見てもらうとわかるのですが、このもぐらを使った新感覚のゲームまでできるみたいで、
すごく面白いし、新しい表現方法だなぁと感心してしまいました。
■POCOPOCO(首都大学東京)
POCOPOCOシーケンサ。
その名の通りポコポコっとボタンが飛び出て音を創りだすことができる作品です。
完成度がとても高くそのまま商品として売りだせますよねこれ。もちろん今のままではコストが掛かり過ぎるとは思いますが。
最初はTENORI-ONっぽいなぁと思いましたが、やっぱり物理フィードバックがある作品は楽しいですし、
ポコポコ飛び出る作品を見ているだけでも飽きないですね。
■InteractiveTop(電気通信大学小池研究室)
コマを使った作品とは、日本人ならでは発想ですよね。
コマがぶつかり合うと派手な音やエフェクトが出るという、
まさにアニメの中のベイブレードを具現化したような作品です。
コマの回転速度もコマの隣に表示されるみたいですね。ライフ表示みたいで面白い。
技術的にはコマの下部に取り付けられた4つの赤外線LEDを台のしたの高速赤外線カメラが撮影しているようです。
さらに赤外線の部分と、台に偏光版がはられていて、高速に回転するコマほど早く点滅するようにカメラに映るようです。
そして、手に持っているコマ回し機?みたいなのを近づけると回転速度を上げたり、コマを誘導したりできるようです。
偏光板で回転数を取得するとか、回ってるコマの回転数を上げるとか、発想がすばらしい。
またお気に入りの作品が増えたら紹介していくことにします。お楽しみに。